5年生からのお知らせ__
9月の稲刈りの際に保存していた稲わら。かみえちご山里ファン倶楽部から3人の講師先生を招き、縄ないを体験しました。まず、わらで編んだ深靴や蓑を見せていただきながら、「保温」「耐水」「土にかえる」など稲わらの魅力を分かりやすく教えていただきました。「すごい!稲わらでこんなものもできるんだ」「早く僕たちも作ってみたい」子どもたちは驚きの様子で眺めていました。
いよいよ、縄ない体験です。縄ない名人のせんじさんが、わらをない始めると、手さばきはもう見事で、子どもたちはすっかり魅せられ、引き込まれていきました。手の平の上で、よりあわせ、絡み合わせるだけなのに、キュッと締まった縄は美しく、もはや芸術品でした。初めは悪戦苦闘する子どもたちでしたが、その度に優しく助言をいただきました。慣れてくると、縄をなうスピードもどんどん上がり、気付けば1本の縄ができました。どの子も夢中になりながら、「できた!」と喜びの表情でいっぱいでした。
できた縄をどんどんつなげて大繩を作って跳んだり、縄でお正月飾りやクリスマスリースを作ったり、一人ひとりの素敵な作品が完成しました。縄ない体験を通して、収穫後のわらを余すことなく、手技で物を生み出し、生活に役立ててきた日本の文化に触れることができました。